2004年10月 翻訳 by エリック・チェッター

十ヶ国の中、八ヶ国がケリー候補の方に

ロシアとイスラエルの大部分がブッシュ大統領の再選を望んでいる。

世界の世論調査に意味があるのだったら、ブッシュ米大統領は選挙に負けるだろう。

各国の有力な新聞が9月や今月の初め頃に行った調査によると、民主党のケリー候補は10ヶ国の中、8ヶ国の大部分の人にとって望ましい次の米大統領である。

調査した数多くの日本人、イギリス人、韓国人、スペイン人、メキシコ人、オーストラリア人、フランス人とカナダ人にとっては共和党である現職のブッシュ大統領を追い出すことが望ましい。

イスラエルとロシアの人たちだけが四年間のブッシュ支配を応援している。

この調査内容は朝日新聞とフランスの毎日レモンドとカナダのラプレッセによって合作されたものだ。イギリスのザ・ガーディエン新聞、スペインのエルパイー、韓国のジュウン・アン・イルボ、オーストラリアのシドニー・モーニング・ヘラルドとザ・エイジ、メキシコのレフォルマ、イスラエルのハーレツ、とロシアのモスコー・ニュースも参加した。

「米国軍隊のイラク戦争の是非は?」という質問に、ケリー候補を好む国の回答者は約7・8割が「間違えていた」と答えた。

例えば、フランスはイラク戦争を絶対的に反対した。当然、フランスで調査された人の中、16%はブッシュ派でケリー候補を応援したのが72%である。これは調査全体の中で一番ケリーを応援しているグループである。

にもかかわらず、イスラエルの68%の回答者はイラク戦争が正しかったと答えた。そして、イスラエルでは50%がブッシュ派で24%がケリー派。

ロシアでは、より複雑なイメージが描かれた。54%の回答者は、イラク戦争は「間違い」だと答えて、39%は「正しかった」というのに、48%はケリー派で52%はブッシュ派。

3000軍人をイラクに送った韓国では68%がケリー派。

カナダ、スペイン、メキシコでは55~60%がケリー派。そして、オーストラリアと日本とイギリスでのケリー派は5割強だった。

回答者の大部分がケリー派だという国の中、日本でブッシュの勝ちを望むと、30%が答えた。

日本では、十月の二日と三日にランダムに選ばれた人たちの中、900人が有効な回答をした。

また、この調査によると、ほとんどの国で60~80%の人はアメリカ人に対して好意的意見を持っている。