2004年11月 翻訳 by エリック・チェッター

テキサス州での保険の現状

テキサス州はどれほど健康的なのだろう?それは肥満率から公衆衛生支出を基に全50州に順位をつけたレポートによると、あまりいいというわけではないようだ。

ユナイテッド・ヘルス・ファンデーションが毎年出す研究の結果である。二年連続、テキサス州は健康全般で50州の中で35位だった。

わがテキサス州の順位は35位より低かったカテゴリもあった。10万人に30人が伝染病にかかるので、伝染病率が全国で43位だった。

貧困家庭で生活している子供の率は46位であることも明らかにした。それよりも、テキサス州は健康保険に入っていないという割合が50位であるのもわかった。

でも、驚くのはこれからだ。大半の(テキサス保険省によると65%)健康保険に入っていない人は働いている人であるが、保険の料金が高すぎて払えない。

「多数の小企業が単に保険の料金が払えないのだ。商売を続けるには保険をやめるしかない」とブックピープルのオーナーであるスティーブ・ベルクが言った。

ベルク社長にはわかるだろう。彼はブックピープルのオーナーだけではなくオースティン独立事業協会のメンバーでもある。

彼によると、小企業は地域経済や州における経済に大きい影響を与えるものでありながら、その小企業を支えている店員たちは保険なしで働き続いている。

「保険料が上がるにつれ、残念ながらも雇用者は払えるかどうかということをとくと考えなければならなくなった」とベルクが言った。

ブックピープルでの最も総合的な保険条件の保険料はこの四年間で350%も上がってしまった。

五年間ブックピープルで働き続けてきたフランク・アーノルドさんにとっては選択がなく増え続いている料金を払わなければならないのだ。

「髪の色を見たら、すぐわかると思うんだけど、私はもう若者ではない。近い将来を考えて準備することが大事だからさ。」とアーノルドさんが言った。

しかし、彼の若い同僚たちには入らないことが当たり前のようである。

「深く心配することもなく、ただそのお金がないから病気にかからないように願うしかない」とアーノルドさんが説明した。

小企業だけが被害者ではない。

保険省の人たちが言っていったが、わがテキサスでは保険に入れないのはほとんどの農業や建設業界に勤めている人に多い。