ウエブサーファーは新しいウェブをゲット

 

by: アダム・パッシック

ロンドン(ロイター)、「ブラウザーウォズ」と呼ばれている90年代のブラウザを作る会社が一生懸命競争した時期に、マイクロソフトの勝ちが決定されてから、同社のインターネット・エクスプローラがネットをサーフする最も流行の手段となった。とはいえ、最近スマートな競争相手が現れたので、その立場は変わるだろう。

インターネット・エクスプローラが数年変わっていない状況の下で、特にFirefox やアップルのSafariやOperaのようなブラウザは新しい機能やハッカーに対する予防を約束することで注目を集めている。

FirefoxはNetscapeから立ち上がったものだ。Netscapeとは最初に人気のあったブラウザで、マイクロソフトのインターネット・エクスプローラに負ける前にドットコムブームを招いた。そして、アメリカオンラインがNetscapeを買い、ソフトのコードを非営利組織であるMozilla Foundationに寄付した。

最初はあまり進歩がみられなかったが、三年後、Mozillaはスマートな高速ブラウザを開発した。数字ははっきり分からないものの、500万以上がこの二ヶ月でダウンロードされ、さらに1.0「プレビュー」版を発表した9月15日から10日間で100万以上はダウンロードされた。

変えるのはなぜ?

OperaやSafariやFirefoxにある最も印象的な機能であるタブブラウジングはインターネット・エクスプローラにはない。

数多くの人はブラウザを一日中開き、数件サイトを同時に開きたい、またはホットメールやヤフーを常に開いておきたいため、多数のウインドを開けないといけないことがある。タブブラウジングでは数多くのサイトをひとつのウインドで開くことができるので画面のスペース対策になる。毎日見ているサイトがあれば、全部をひとつのフォルダに入れ、全部を同時に開けることができるのもこの機能のおかげだ。

しかも、この三つのブラウザでは、最も私たちをいらいらさせるポップアップ広告がブロックされる。最近、マイクロソフトはWindows XPの新バージョンでポップアップをブロックする機能を加えた。

新しいブラウザの中で、Firefoxだけがオープンソースであり、プログラミングさえできる人なら誰でも加えたい機能を自分でプログラムして追加することが可能となっている。

ネット上のセキュリティー

よく知られているセキュリティー問題やWindows OSとの統合化や人気があるということを背景に、インターネット・エクスプローラがハッカー攻撃の人気対象になった。

新しいブラウザは少なくとも、使用量がまだ少ないため、ウイルスを作るコンピュタプログラマーにとってはまだ小さなターゲットである。また、サイトが小さなプログラムを自分のパソコンにインストールできるようにするActive Xコントロールなどのインターネット・エクスプローラのセキュリティー問題になっている機能をこれらのブラウザは避けている。

それはそうであるが、新しいブラウザには問題点がないということではない。インターネット・エクスプローラが業界標準であることが確実で、ほかのブラウザを使えばサイトが正確に表示されないこともある。そして、二人のノルウェー人が開発したOperaには、35米ドルで広告がないバージョンを買わなければ、グーグルにあるようなテキスト広告が載せられている、

Safari はアップルの開発したもので、アップルのコンピュタでしか使えない。そして、Firefoxは1.0プレビュー版を公開したが、まだ完全なバージョンではない。