story telling project

私の体験談

デビー・キム
320K, 2004年秋学期

 今年の夏休みに私に起こった変な事件について話をします。夏休みにニカ月ぐらい日本にいましたね。昔の家庭教師が日本で働いていたので、彼からゆうちゃんという人を紹介してもらって、彼女の家に泊まることになりました。ゆうちゃんと彼女の彼氏は親切で、私をけっこうかわいがってくれましたね。ゆうちゃんの彼氏は新聞社で働いている人なので、よく私たちを飲みに連れて行ってくれたんです。 

 ある日、夜10時ごろ家に帰る時、私が泊まってる部屋の建物の前に知らない車が止まっていました。多分誰かを待ってると思って別に気にしなかったんですけど、その車の前を過ぎて行ったら、中の人が「帰るところ。」と聞いて、私は答えもしないで家に入りました。二日ぐらい後、また同じ車が家の前に止まっていったんですよね。「いつもこの回りで女の子を誘っているんだ。」と思って家に入るところ、その人が車から出ました。最初家の前で見た時は回りが暗くてライトしか見えなかったから知らなかったんですけど、その人はゆうちゃんの彼氏の会社の人だったんです。いっしょに飲んだことがありましたね。挨拶をしようと思ったら、その人がきゅうに私を彼の方に引きつけたんですよ。本当におどろいて、顔をなぐつちゃったんですよ。道に誰もいなかったし、私もずい分おこっていたので、その人をけっこうなぐりましたね。だけど、その人はにげないでずっと下を見ていたから、ちょっとかわいそうに見えて、なぐるのをやめたら、私のうでをかんで車に乗ってにげたんですよ。 大きい歯の形のあざができましたね。

 本当におこっちゃて、どうかしようと思って、けいさつに行くことにしました。タクシーに乗って新宿けいさつに行きました。ゆうちゃんはけいさつに電話をしてくれたんですけど、仕事があるので一人で行きました。三階のけいじかに着いたら、すぐけいじさんが「電話の人。」と言いながら私の方に来ました。一人で来たと言ったら、けいじさんが通訳を呼びました。通訳さんを待ちながら、けいじさんが私のそばに座って、ぜんぜん泣いてないのに、「泣かないで、困るから。」と、それも5回ぐらい言ったのでおもしろかったんですね。

 そのかっこよくておもしろいけいじさんのお世話で、明るくなってけいさつしょを出ました。

 悪い思い出がてきたので、ざんねんですけど、今になって思ったらあのけいじさんに会ってよかったんだし、おもしろかったんですね。

 

last modified 2006年7月15日