story telling project

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母との戦い

コンウィル
320K, 2005年秋学期

   あのう、これは母と戦ってまけてしまった話なんです!
じつは、私は六年生の時から、アメリカン空手を母と、弟と、一緒に習っていたんですよ。そして、空手をはじめて5年後、黒帯の試験を受ける前にベスト.オブ.ザ.ベスト.という試合に3人で出る事に決めたんです。ベスト.オブ.ザ.ベスト.という試合は、戦って負けた人をどんどんぬいていって、最後に一人が勝つ試合なんですね。私は若い女性のグループで、母は、中年のグループにわかれたんです。
 じつは、私は30人の若い女性と戦って、一番になったんですよ!それで、母も20人と戦って、中年のチャンピオンになったんですよ!とてもびっくりしたんですよね。そしたら、いきなり私の空手の先生が大きな声で、「さいごに、コンウィルの娘と、母の戦いです!」と言いました。この戦いで女性のチャンピオンが決まることになったんですよ。それで、試合が終わっていた人が私と母の戦いを見に来たんですけど、とても恥ずかしかったんですよ!とにかく、最後に母が勝ったんです。
   みんなの前で負けて、くやしかったけど、いい経験でした。

 もう空手は習っていませんけど、時々私は母にその戦いに対して、「かたせてあげたんだ!」 と言っています。
last modified 2006年7月15日